ヘッジファンド9、先進国市場における政策課題ーその2
「ヘッジファンド9、先進国市場における政策課題ーその2」
またヘッジファンドは、リスクの高い投資行動をする「投機筋」という見方が一般的であるが、先述したとおり、経済合理性にかなった冷徹な投資判断をしているとも解せられ、その行動は金融市場に流動性を供給し、市場が一方的に揺れることを防ぐ役割も果たしている、むしろ効率性・透明性が高く、歪みの少ないマーケットを形成する上で大きな役割を演じているとの指摘もなされている。
ヘッジファンドの提起する問題に対し何らかの対応をしていく必要があるとした場合には、ヘッジファンド自体にディスクロージャーや報告を求め、設立や運用につき何らかの形で規制を課すいわゆる「直接的アプローチ」と、これと取引・融資関係を持つ金融機関等のリスク管理の徹底やこれに関する規制を通じて対応していくいわゆる「間接的アプローチ」とがありうる。(続く)
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