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2009年11月 6日 (金)

実戦外国為替論=国際収支4=資本収支

「実戦外国為替論=国際収支④=資本収支」

  前回の経常収支ではほぼその数字が為替取引に結びついている。貿易黒字、所得黒字が大きければ経常黒字も膨らみドル売り円買い要因となる。今回の資本収支はやっかいで国際収支表の資本収支の黒字赤字がそのまま為替取引に結びつくことがない。国際収支が複式簿記で、経常黒字の見合いの記帳が資本収支に含まれていることや、証券投資の数字にはドルードル投資など、為替取引が起こらないものが含まれているからだ。また最近急増しているM&Aの取引=直接投資でも、金額は大きいがその資金は現地でその国の通貨で調達し為替が起きないものも多い。

 かといって資本の動きを捉えるのを諦めるわけではなく、国際収支表の数字は大雑把につかんだ上で、個別の具体的な資本需給を表しているデータを追っていきたい。資本では個人の外貨投信、外貨預金、外貨債券などの動きは追える。外貨投信は投資信託協会の統計データ、組み入れ状況に外貨投信の月ごとの残高がある。外貨預金や外貨債券は日銀の資金循環統計の数字を見る。

 生保、年金、ゆうちょ、かんぽの外貨投資残高や今後の方針は各社のホームページに公表されている。また個人の外貨証拠金取引では時折公表される証拠金残高から売買比率やレバレッジ比率を掛け合わせて類推する。

 また財務省は対内対外証券売買契約等の状況を公表しているが、これも為替取引を絡めない投資も含まれているので、為替市場への影響を見極めるのは難しいところがある。資本収支はこまめに個別案件や上述のホームページを丹念に追っていくしかないのである。

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