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2009年11月30日 (月)

通貨危機13、ロシア通貨危機5

「通貨危機13、ロシア通貨危機5」

「ファンド倒産」

アメリカ合衆国における1000億ドル規模の巨大ヘッジファンドであったLTCMは市場中立型ファンドと呼ばれ、市況が一時的に変動しても、いずれ(数時間~数日の範囲で)元の水準に戻るという性質を利用する。ロシア危機に際して、一時的にロシア関連の株が下落しても、いずれは元に戻るとしてポジションを取った。しかし、アジア通貨危機とロシア財政危機を経験した投資家は、一種の正常判断を失ったパニックにより安全な米国債等を指向して、ロシア市場に回帰する事がなかった。また、LTCMがポジションを取っていた中南米の株等もリスクが大きいとして下落し、結果長期間に渡って損失が拡大し、結局破綻に追い込まれた。

それまで、年利40%前後の好成績を挙げていたことから、他のファンドも多くが同じ手法をとり、やはり同様に窮地に陥った。また市場中立型ファンドは、個々の取引では利益が微々たるもので、それを補う為にレバレッジを効かせ、また、大量の注文を行う事で利益を膨らませていた。しかしそれが反対方向に動き、かつ通常よりも長期間にわたり大幅な変動を見せたことで、損失は広がった。

これらヘッジファンドは、世界各国の金融機関と多額(100兆円単位)の金融取引契約を結んでいたため、破綻に伴い世界経済に恐慌へも繋がりかねない深刻な影響を与えた。アメリカや日本など、諸国においては短期金利の急速引下げ(日本ではゼロ金利政策にもつながった)と中央銀行などからの資金貸し出し(銀行への公的資金注入も含む)を行い、この危機を乗り切った。

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