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2009年11月30日 (月)

通貨危機12、ロシア通貨危機4

「通貨危機12、ロシア通貨危機4」

「 更なる資本流出」

この救済処置をもってしても事態は好転しなかった。1ヶ月当たりの債務利払いが同じ月の歳入を上回る事が明らかになり、IMFの援助があったにも関わらず資本流出は続いた。数週間後には再びルーブルの下落が始まり、財政危機に陥った。結局、ロシア政府は借金の無限地獄に陥った。負債の利子を返す為に新たに借金をせざるを得ず、また、危機的状況にあるロシアに資金を貸し付けるにあたって貸し手は更に高い金利を要求する様になった。

「デフォルト」

8月17日に、キリエンコ政府とロシア中央銀行は対外債務を90日間支払い停止すると発表せざるをえなくなった。同時に債務を整理し、ルーブルを引き下げたが、ロシア国民がルーブルをドルに代えようとして、ルーブルはなおも下落を続けて暴落した。ロシアが資本主義体制へ移行して間もなく、まだ経験の浅い銀行の大部分は、海外から米ドル建てで資金を調達しており、ルーブルの暴落と共に破綻した。一方で、西側の債権者も大きな損失を被った。この危機によりキャピタル・フライトが発生し、資本は急速にロシアより流出した。

「影響」

この経済混乱は各方面へ波及したが、ヘッジファンドに影響を及ぼした事、とりわけノーベル賞受賞者が設立に関与したLTCMが破綻に瀕して銀行からの特別融資を受け、市場から消えた事が取り上げられる。(続く)

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