« 古本さん、亀井さん | トップページ | ドルランド急落も一服チャート »

2009年11月13日 (金)

ヘッジファンド1

「ヘッジファンド1」

① はじめに

 ヘッジファンドの歴史は1949年に始まったとされているが名前が大きく取り沙汰されるようになったのは1992年のポンド通貨危機、1997年のアジア通貨危機や1998年のロシア通貨危機だろう。ポンド危機はジョージソロスのファンドが、アジア通貨危機はタイガーファンドが仕掛け、ロシア通貨危機では逆にヘッジファンドのLTCMが破綻した。LTCMの破綻では米国金融機関への影響も大きく、ようやく国際経済社会が全体としてヘッジファンド等の投げかける問題を真剣に検討し始めた。当初、先進各国やIMF等の当局は、ヘッジファンド等の活動の意味合いについて、必ずしも十分な問題意識を持っていなかったように思われる。IMFのヘッジファンドに関するレポートでは「ヘッジファンドの資産は機関投資家の総資産に比べて見劣りがする」「市場の変動に対して柔軟に対応できるため、安定的投機という機能を果たす」といったところで、ハイレバレッジを用いたその取引の影響についてはあまり深く論じられていなかった。

ただ次第に国際会議等での議論を受けて、既に具体的あるいは技術的な検討も進みつつある。まず、ヘッジファンド等と取引を行う銀行のリスク管理の強化の必要性は、バーゼル銀行監督委員会報告書が既に提起している。同様に、ヘッジファンド等の取引相手となっている証券会社のリスク管理やこれに関連する規制のあり方については、IOSCO(証券監督者国際機構)において現在検討作業が行われている。更に金融監督のあり方に関する国際的な議論の場として、G7が中心となり、バーゼル委員会やIOSCOも加わって設けられた金融安定化フォーラムにおいても、検討が行われるつつある。

野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社

|

« 古本さん、亀井さん | トップページ | ドルランド急落も一服チャート »

外為入門2」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヘッジファンド1:

« 古本さん、亀井さん | トップページ | ドルランド急落も一服チャート »