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2009年10月12日 (月)

注意報解除!(その2) : かかし

 日経平均株価は、ようやく3週間続いた下落基調から脱却して、2.9%と比較的に大きな上昇となりました。ダウ平均株価も3週間ぶりに4.0%と大きく上げました。

20091011_2

 その結果、ダウ平均株価は今年3月9日の大底から50%の上昇率を回復する一方、日経平均株価は同期間に41%の上げに留まっていますが、まずまずといったところです。

 年初には、日経平均株価が約9,000円、ダウ平均株価がおよそ9,000ドルでした。その後、日経平均株価の上昇率がダウ平均株価を上回ってきたのですが、ここにきて再び両者が歩み寄ってきました。

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 いつも申し上げることなのですが、日米の株価の連動性の高さに驚かされます。

 

 チャートには示していませんが、上海市場が先週金曜日に長期の休み明けということで、一日で4.8%弱と大きく上げたのが目を引きました。もっとも、先週はダウ平均株価が4.0%上昇しているわけですから、上海市場の上昇が日本を含めたアジア市場に与えたインパクトは、意外に限定的なものにとどまりました。しかしながら、この上げによって、今年3月9日からの上海市場の上昇率は37%まで改善しています。

 さて、今後の展開です。先週は、それまで4週間続けていた「注意報」を解除しました。今週も「注意報」を解除したままにしておくつもりです。日経平均株価は、比較的に堅調な推移を想定しています。

 理由ですが、米国のハイテク・セクターの状況が良いことが最も大きなポイントです。先週金曜日には、ハイテクの代表的な指標であるフィラデルフィア半導体指数が3.3%弱と大幅に上昇しました。IBM3%弱上げたのが印象的です。

Ibm20091011

 このハイテク指標の基盤となる米国のコンピュータ及び周辺機器の業界の需給バランスを示す在庫循環モメンタムが上昇基調を維持している点が重要です。おそらく、フィラデルフィア半導体指数は上下を繰り返しながらも、上昇トレンドを維持すると思われます。

20091005_2 

 この良好な米国ハイテク指標の恩恵が日経平均株価にも及ぶと考えているわけですが、もし対ドル円高の進行が進めば株価に重圧が加わる可能性があります。

 その点に関しては、FRBバーナンキ議長の発言をきっかけに、米国の低金利政策が比較的に早く終わるのではないかという期待が広がり、対ドル円レートも円安方向に振れています。

A20091011

 私のブログ「スケアクロウ投資経済研究所」の「米国株式市場を振り返る 109」(1011日投稿)でも指摘しているのですが、対ドル円レートの円安方向への振れは、過剰反応の可能性が大きいと考えています。詳細な議論は、そちらに譲りますが、VIX指数が大きく下落しており、投資家のリスク許容度の改善が続く中で、短期金利の異常な低さが続いているために、ドルキャリーが継続する環境に変化がないためです。

Vixchart2009101100000

 したがって、対ドル円レートが基調として円安方向に動き始めると考えるのは時期尚早でしょうが、とりあえず多少の円安方向への振れは期待できそうです。

 そうだとすると、日経平均株価に対する寄与度の大きいハイテク・セクターの堅調な値動きが期待できるわけですから、結論は「注意報」は解除したままということになります。

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