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2009年10月22日 (木)

自国通貨高懸念、気にしすぎてはいけない

「自国通貨高懸念、気にしすぎてはいけない」

NZ、カナダ、南アなど自国通貨高を懸念する国は多い。豪は口に出さないがコンスタントに売り介入を行っている。

 一番自国通貨高懸念をしなければならない(深刻なデフレと輸出依存のため)日本はノーテンキ。内需拡大の具体策ないままに円高にすると6兆円の税収減となる。

 口うるさく通貨高に悲鳴を上げる国はそれほど大きな貿易黒字をもっているわけではないし、赤字ともなりがちで自国通貨高はメリットともなる。資源価格高で通貨高は幾分相殺できる。

 また出口へ向いインフレ懸念が出てくるなかで利上げ視野、いや実際に利上げした国もある。ここで自国通貨高懸念はインフレ抑制に矛盾する。NZ中銀ボラード総裁の「利上げにNZ高は妨げにならない」はその典型的な言葉。

 今日はランドが凍結とか固定とかわけのわからぬ報道があった((旅行中なので発信できなかったが)即座にはその発言につきあっても、わけのわからぬ発言はかならず否定報道が出るので気をつけていただきたい。

 介入してお落としどころはどうなるのか、インフレ懸念が出たら今度は逆介入しなければならなくなる。 豪のような黙ってスムージングオペ的な介入が無難。

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