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2009年10月21日 (水)

NZ見通し

「NZ見通し」 

NZ中銀も出口政策を採用し始めた。資産担保証券買い入れ制度と流動性補完措置を一部解除した。量的緩和をまず終了して次は利上げとなる。かねてからボラード中銀総裁は利上げ時期を2010年半ばとしていたが、豪の利上げや最近の強い指標で前倒しされるだろう。

 今日は総裁は「NZ高は利上げの妨げとならない」と迄発言しているのは、もう利上げが想定されていることだろう。

3QCPIは予想は前年比で+1.1%であったが+1.7%となった。食品価格の上昇が押し上げた。インフレターゲットは1%-3%だが徐々に物価が上昇し強い指標も出ているので利上げに違和感ながない。
10月29日が政策金利決定となる。予想はまだ据置が多いが確実に利上げバイアスがかかってくるので会合後のボラード総裁のコメントも注目したい。

 また政府中銀は常々NZ高を懸念する発言を行っている。そのあたりも注意したいがインフレが高まってくる時にNZを押し下げることは危険である。現在NZドルは0.74-0.75台であるが唯一歴史的に売り介入をしたレベルは0.76で近いことは近い。ただその時もNZドルはさらに上昇し0.88となった。介入効果はなかった。NZドルが下げたのは介入ではなく世界金融危機による大幅利下げとリスク選好の後退であった。

 また非居住者の9月NZ国債保有率は72.1%となった。8月は74.5%であった。

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