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2009年9月30日 (水)

現地で感じた景気―3:水谷

西海岸ベイエリア(サンフランシスコ中心)に今週移動してきました。昔からの友人と親交を深めています。元為替ディーラー(元SBC)の旦那、元債券ディーラー(元リーマン・ブラザーズ証券)の奥さんとフィッシャーマンズ・ワーフ(サンフランシスコ)のレストランで昼食を一緒に取り、身の上話、よもやま話、現在の生活、趣味の話し、米経済、日本経済、金融情勢、為替動向、証券化の話し、不動産の話しと話しが尽きません。3時間があっという間に過ぎました。意外にも日本の政治体制に非常に興味があるようです。民主党になり世の中変るのか、鳩山首相の奥さんは非常に変った経歴の話しにも盛り上りました。首相はベイエリアのスタンフォード大学出身、奥さんとは米国で知り合い、そして既婚の女性を強引に口説いて結婚した話などを説明したら、それは政治でも強引果敢に突き進むのではと話しが盛り上りました。米経済では、不動産の下落、そして不動産金融、証券化、住宅ローンと消費者動向に話しが盛り上りました。当地ベイエリアもそれ程サブプライム問題は深刻ではなく、他人事のようです。問題は住宅価格の下落で、富裕層を中心としたキャピタルゲインではなくキャピタルロスにより、消費意欲が冷え込んでいるとのことです。キャピタルゲインを当て込んで消費をする人々が多いのがこちらの実情のようです。しかし、日本の不動産下落、それが15年以上続いていることを紹介したら少々驚きでした。景気もバブル崩壊以来15年以上も浮揚していないこと、日経平均も1万円前後と回復していないことを紹介し、うなずくものの、日本経済はどうなるのか悲観的な意見で一致しました。日本の失業率が5.8%であり、実質はその倍近くあるとの話しをしたら驚いていました。企業内失業者を含めた数字です。日本的企業風土で仕事がなくても企業が面倒見る風習はアメリカ人には理解されないようです。こちらではその企業に見切りをつけて新しい仕事につくのが一般的なようです。奥さんはリーマン・ブラザーズの債券ディーラーで優秀な成績を上げたことのようですが、現在は全く金融と離れたガーデニングの仕事、陶芸の毎日で、旦那さんも税金対策の仕事と半ば引退生活と悠々自適の生活のようです。40代でEarly Retirementして、気ままに暮らすこちらのライフサイクルは羨ましい限りです。私も日本人にしては気ままな半ばEarly Retirement生活のようなもので恵まれてはいますが、アメリカ人のスケールの大きさには一枚座布団を取られました。話しが尽きない素晴らしいランチタイムでした。

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帰りは久しぶりにケーブルカーに乗り、Union Square, Powel通りに向いました。昔のままの風景、雰囲気でした。東京では年々街の姿を変えていますが、サンフランシスコでは、そのまま昔の雰囲気を残す努力をしているようです。人だけが変わるだけで、歴史が浅いだけに昔を大切にしているようです。Market Streetの南側は昔危険地帯で昼間でも近づくなと言われましたが、最近は都市開発が進んでいるようで、安心して歩けるようです。Cal Trainでサンタクララ(正確にはMountain View駅)に戻るのですが、Cal Trainのサンフランシスコ駅の近くには新しい野球場が出来上がり素敵な街並みです。悪い所は改めるという国民性が現れているのではと思いました。Home of San Francisco Giantsと明日にでも野球を見に行こうかとも気持ちになっています。例の港でボートからホームランボールを取り合う風景が名物の球場、そしてイチロー選手がオールスターゲームでランニングホームランを打ったことで日本人には馴染みの球場です。ターミナル駅の直ぐ側に位置しており、夜帰ってきても安心してサンタクララのホテルの辿り着ける距離です。ということで明日はナイター観戦と決めました。

少し米金利の話しをしましょう。短期金利は先週のFOMC声明文を受け、短期金利は引き続き低位で推移しています。Fed Fund Futureは買い基調継続(金利先物価格上昇は金利低下を意味します。)3ヶ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引)で見ても、ドル:0.2897%, 円:0.3550%とスプレッド0.06%を最近はキープしているようです。この金利差が縮小してこない限り、円高傾向に進むのではとの雰囲気です。ドルキャリー・トレードのついて、こちらのウォール・ストリート・ジャーナル紙には度々書かれています。スイス、円といったこれまでの資金調達通貨がドルに代わった感がします。そして長期債の金利10年債利回りが3.2%台と低下基調です。こちらの表現ではSafe Heavenとして投資家に買い意欲が強いようです。どこかの国が外貨準備をIMF債購入の動くのではとの思惑はどこ吹く風のようです。

藤井財務相の記事が今日のウォール・ストリート・ジャーナル紙にカラー写真入りで大きく紹介されています。心変りする財務相の発言はこちらの投資家に混乱を与えているようで、これでは財務大臣失格の印象が強いように思えます。為替政策をコロコロ変えられては人間性を疑います。市場の動向を先読みして発言しなければ、日本経済は堪ったものではないとの印象が、当地も新聞からは伺えます。

それでは。

サンタクララ、カリフォルニア州より、

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