現地で感じた景気:水谷
昨日スーパーマーケットを2箇所見てきました。買い物についてゆき、現地の価格そしてお客さんの入りを確かめにいってきました。
アレキサンドリアの街は歴史的建造物が数多く立ち並ぶアメリカにしては古い街です。南北戦争で有名なリー将軍の生家があります。そして街はキング通り(King Street)が南北に走り、東西にフェアファックス通り(Fairfax)が伸びています。私が滞在している家は、丁度フェアファックス通りの端にあり、歩いてこの通りが交差する中心街まで行けます。他の店にも行くために今回は車で出かけました。最初のスーパーマーケットは「Traders Joe」の名前の店でした。シドニーの津田さん経営の店では一瞬思い浮かべました。(ジョーク)生鮮食料品中心の店で、月曜日の午後でしたが、高齢者、主婦、若者と結構な賑わいでした。価格は小さなりんごが10個くらい入って$3.99と日本よりもかなり安いと思いました。日本であれば600円くらいはすると思うのですが。ワインの価格を見るとカリフォルニアワインが7~8ドルくらいと国内産ということで安い。米国では日本食ブームらしく、あるコーナーで寿司が売られていました。巻物で、中には蟹、アボカドなど、日本で見る巻き寿司とはかなり異なります。アメリカ人のおばちゃんがそれを買っているのを見ると、時代は変ったなと思いました。次に行った郊外の大きなスーパーマーケットでも同じように寿司コーナーがあり、多くの寿司が並べてありました。こちらも巻物中心です。皆さん大量に買い物をする様は日本とは異なります。恐らくまとめて買うのでしょう。袋を5~6枚もらってきます。袋を持ってくるという最近の日本の風景は全く見られず、エコの感覚はないようです。レジでは中年のおじさんが愛想よく対応しているのが印象的です。
そして次に向ったのは郊外の会員制スーパーマーケットです。こちらは奥さんのお気に入りの店です。野菜の新鮮度が良く、しかもオーガニック野菜と有機農法で作られていることのようです。こちらも駐車場が月曜日にも関わらず半分以上は埋まっています。大量消費の国らしく、お客さんはカートン一杯に買い込みます。やはりほとんどの食料品は日本よりもかなり安いとの印象でした。そして節約など無用の感覚のようです。消費意欲はかなり高い印象です。レジがほとんど自分で操作して、クレジットカード払いです。これにはちょっと驚きました。野菜にもラベルが張ってあり、それを翳す、もしくは数字を打ち込むとたまねぎ一個、トマト一個がそれぞれ計算されます。
郊外と中心街の間の道を行くと、本当の森に囲まれた住宅街が延々と続きました。中心街でも緑が豊富なのですが、郊外に行くともっと多いようです。初代ワシントン大統領の生家があるマウント・バーノン(Mt. Vernon)方面です。私は金融危機と不動産下落からの影響で、多くの家に「For Sale」とか「Foreclosure」の看板が出ているのではと思ったのですが、ほんの1~2件しか見かけませんでした。アレキサンドリアの中心街でも1件くらいしか見かけませんでした。あったのは聞いたところかなりの高額の家であり、修理にまた高額の費用のかかる物件ということで誰も買わないということでした。ほとんど広告を見かけることなく通り過ぎましたので、不動産はやはり回復しているなと思った次第です。街を歩いていても、シャッター通りは見かけず、普通どおり営業しているようです。オフィスには一箇所だけ「For Rent」の看板を見かけただけであり、景気は良さそうと思いました。リッチモンド連銀の景況指数は結構良いのではとの思いがしました。
昨日の小売売上高の数字は予想より良く、私の目で見た印象と近いのでは思いました。
まだ一日しか見ていませんが、好奇心一杯でワシントンの街、近くの街々を見聞してきます。
写真は私が滞在している家の庭の写真です。本当に良い住居環境です。
それでは。
アレキサンドリア、バージニア州より。
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