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2009年8月17日 (月)

小休止(その2) : かかし

 先週の日経平均株価は1.8%上昇して、とうとう3月の底値からの上昇率は50%を越えてしまいました。僅か半年余りの上昇率としては記録的なものです。一方、ダウ平均株価は一週間で0.5%ほど下落しました。とはいえ、底値からの上昇率は42%強となっています。090309100_20090815

 先週の日本株は「小休止」と見たのですが、「小休止」したのは米国株のほうでした。結果として、日本株の上昇率が米国株を上回る日米株価乖離が再び進行し始めたように見えます。20090815

 では、この乖離拡大は続くのか?

 中期的な観点からは可能性が高いと考えています。理由は日米在庫循環モメンタムの反発力の差です。これについては以前にお話ししました。20090815_2

 しかし、短期的には難しいのではないかと思います。米国株式市場の動向を視野に入れた調整、つまり「小休止」があってもおかしくないと考えています。

 最大のポイントは、米国も同様ですが、「予想よりマシ」な業績発表が株式市場を牽引した決算シーズンが終了したことです。

 もう一つは、先週の日本株の上昇に多少気になる点があることです。ザラバの動きを追っていると、先物主導で市場開始直後や大引け直前に突然動き始めることが多かったような気がします。

 突然の上昇で売り方の踏み上げを誘い、再び買いが入ったところで手じまいをする。踊った投資家にはダブルパンチですが、仕掛けたほうは大儲け。

 決算シーズンが終わり、お盆休みで出来高が細る時期―――多くの投資家が市場の調整を予想する時期に、そのような仕掛けをすれば、市場のエネルギーが小さいだけに効果的だったのかも知れないと勝手に憶測しています。

 となると、問題は、その後の後遺症です。やはり、ある程度の調整はやむを得ないと思います。

 

 したがって、当面は個別銘柄を地道に点検していくのが良いかもしれません。

 815日の日経新聞に、HOYAの最高経営責任者である鈴木洋氏のコメントとして「ガラスがない」との指摘が気になりました。液晶用ガラスが顧客の注文に応じきれないというのです。

 そういえば、液晶テレビの出荷在庫バランスは昨年12月を底に、大幅な上昇を続けています。20090815_3

 そこで注目は、液晶用ガラスを主力製品とする日本電気硝子。株価は3月の439円を底に、現在は1055円。株価は140%高、つまり2.4倍になっているのですが、まだ昨年6月の僅か53%の水準です。

 来期の営業利益率の予想は22%。製造業の中では圧倒的に高い収益率を誇ります。財務体質も強力です。来期の最終利益の予想値をベースに20倍程度の株価収益率で評価すれば、あと4割程度の上昇ポテンシャルはありそうです。B_20090815

 ただし、液晶テレビの出荷在庫バランスの頭が重くなっているので、株価が下落するたびにこまめに拾っていく対応が望ましいかもしれません。

野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社

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