オバンジャーバンド
「オバンジャーバンド」
ふざけたタイトルとなったが真面目である。ボリンジャーバンド同様重視している。
「ヨン様」ではないが世のおばちゃんがブームを作ると大きな流れとなる。
*金融では1990年では金融債の利回りが税引き後で8%を超え世のオバちゃんが興銀、長銀、日債銀で行列をつくって購入した。興銀では午前9時ごろに受付を締め切ったこともあった。その後この8%という高い調達資金は銀行に大きな負担となった。いわゆるワイドフィーバーである。
8%は高いというバランス感覚は最高である。それ以来長期金利は低下の一途を辿る。
*最近では年初の両替フィーバーだ。横浜地下街を歩いていたら宝くじの行列のようにブースにオバちゃんの行列が並んでいた。韓国ウオンからドルも外貨を買っているのである。しばらくすると「売り切れ」の貼り紙があった。当時は韓国ウオンが市場で売られまくって韓国中銀が買い介入を行っていたがオバちゃんは中銀側にたち底値でウオンを購入した。
オバちゃんの買いもあって当時のレベルからは円安ウオン高推移している。他のクロス円もそれ以来上昇している。
他にもいろいろ例があると思うが、ボリンジャーバンドと同じような要素もある。
オバちゃんは引きつけて値ごろ感で出てくる。ボリンジャーバンドで上限で売り、下限で買いに出てくるようなもの。
銀行の為替ディーラーが上がればドルに強気、下がれば弱気になるのと一線を画している。
またオバちゃんの取引は実需のような部分もある。韓国ウオンを買っても売り戻さず韓国で使う。輸入業者と同じように買切りだ。
ワイドフィーバーでも高金利を享受するだけ。銀行はオバちゃんから調達した資金の運用先がなくなり、低下する金利で運用し逆ザヤとなった。
オバちゃんの動きは大衆の動きと馬鹿にせず、敬意を持って見守りたい。
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