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2009年8月11日 (火)

この一冊、格付会社の研究

「この一冊、格付会社の研究」黒沢義孝、東洋経済新報社

 ミシュランのレストラン格付けもそうだが、法人の格付けも疑問に思うことがあったのでこの書で先ずは格付け会社とは何であるかを学んだ。

 最近ではニュージーランドの格付けがムーディーズ、S&P、フィッチで三者三様であることにも違和感があった。格付け会社は必要なのだろうか。ミシュランと同じようにあってもなくてもいいのではないかとも考えていた。

 破たんや債務危機が起きてから格付けを後付けで変更する例も多くあり、格付けを頼って投資しても価値はないのではないかとも思っている。

 ただ日本の格付け産業は2007年で推定売り上げ242億円、アナリストなど従業員数も531人と成長しているそうである。 格付けの需要が高まっている。

本書は日本で活動する格付け会社5社を比較したものである。ムーディーズ、S&P、フィッチ、R&J、JCRである。

 最上級格付けのサブプライム債券を購入して破たんの憂き目にあったひともいるだろう。為替相場ではソブリン格付けの変更が恣意的に流されて大変動を生むようなこともあったと思う。

 IOSCO(証券監督者国際機構)で格付け会社の行動規範はあるようだ。理不尽な格付けで当該国家や法人が苦難に陥ることは避けてほしいと思う。

 

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