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2009年8月28日 (金)

生保のディーリングルーム

「生保のディーリングルーム」

80年代は「ザセイホ」と呼ばれ世界から恐れられた存在であったが90年後半以降は大人しいようだ。 日本経済の浮沈とともにしている。

生保にももちろんディーリングルームがある。

 生保v全体のポジションはもちろんドルロングである。高利回り、高配当を狙うことだけでなく日本での災害リスクを海外資産でヘッジすることもありゼロには出来ない。

生保という会社で外貨がロングであるのでディーリングルームはその資産をヘッジするためにドル売り(外貨売り)円買いでヘッジをする。

 従って円高の時は会社が暗いがディーリングル-ムは明るい。

円安の時は会社は明るいがディーリングルームは暗くなる。もちろんヘッジをはずしてドル買いをすればいいわけだが、それはドル売りでもドル買いでも常に儲けなければいけない難しい仕事となる。

 生保の会社とディーリングルームとの関係は日本とOLとの関係にも似ている。

円高になれば日本全体は輸出減と株安で暗いが、OLなど女性は海外旅行へ行ったりブランド品購入で明るい。

 円安では日本全体は景気が良くなり明るいがOLは暗くなる。

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 ただ日本全体が、あるいは生保全体が儲からないとOLの小遣いも、ディーリングルームの給料も出なくなる。

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