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2009年8月19日 (水)

金利あれこれ!:水谷

上海総合指数の変動の大きさには毎度のこと驚かされます。筆者自身中国への勉強不足を感じさせられます。今朝のテレビ東京のモーサテでの昨今の中国不動産事情が紹介されており、北京のバブル状態の様相にはまた歴史は繰り返されるのではと危惧しております。20年前の日本、10年前のスペイン、5年前の米国、そして現在の中国と。中国は数年前も上海などではバブル状態であったようで、その後の金融危機からバブルが崩壊したと聞いていたのですが、北京で将にバブル復活のようですね。このような状況を目にしたら、金融当局が引き締めに入る金融政策をとるのはごく自然のことのようです。しかし、中国の最新の事情を得るのは難しいように思うのですが。中国政府によるメディア規制などがあるのではと素人ながら想像してしまいます。まだまだ筆者には近くて遥かに遠い国のようです。

米国金利はリスク回避志向といっても長期金利10年が一瞬3.50%を割るのですが、直ぐにその水準を回復する傾向にあるようです。FRBは先週3000億ドルの国債買い取りを93末から一ヶ月延長して10月末までとしました。ロイターは断定的な記事で9月末での打ち切りと観測記事を流していました。延長するとしたら12月末でしたから、バーナンキ議長の巧みな金融政策操縦術に感心させられました。このことで市場に景気回復感はあるものの、金利市場の大幅上昇期待感は払拭されたようです。スムージング・オペレーションの真骨頂を発揮されたバーナンキ議長ではないのでしょうか。そして今週に入りFRBは新融資制度について延長を発表しました。FOMCでは当然検討されたと想像するのですが、発表は今週に入ってからです。TALF(Term Asset-Backed Loan Facility ターム物資産担保証券ローン制度)の期間を1231日から630日に6ヶ月延長、今年発行のCMBSCommercial Mortgage-Backed Security 商業用不動産ローン担保証券)を331日まで3ヶ月延長を発表しました。中小企業向け貸し渋り対策と商業用不動産が今では一番の懸念要因と言われており、その足元の資金繰りをしっかりとしたものにしたいとの意図がありそうです。週末にコロニアル・バンクというアラバマの中小銀行が倒産のニュースが届きました。不動産融資にかなり力を入れていたということで、まだまだ地方銀行の中には苦しいところがあることを露呈したようです。

米国金利の現在の市場環境は短期金利は金利引き上げは当分なく、来年に持ち越されるような雰囲気です。金利先物Fed Fund Future12月限99.79(利回りベース0.21%), 3月限99.605(0.395%), 6月限99.28(0.72%), 9月限98.825(1.175%)といって水準です。先週のFOMC声明に反応して金利先高感は緩んでいるようです。来年45月以降の利上げが段階的に0.25%ずつ行われると予想する短期金利市場です。長期金利は10年債で3.504.00%のレンジの範囲で推移するようで、リスク志向とリスク回避志向の繰り返しの動きではないかと思います。財政赤字膨張懸念、BRIC’s諸国 特に中国など外貨準備黒字国がIMF債購入に動くなど、米国債の消化不良懸念は引続き存在しており、米国債が売られる局面にあり、金利は上昇する懸念は引続きあるように思います。平時であれば56%で推移していた米国債市場、今後景気回復と共に利回り上昇は自然の流れのようにも思います。

欧州金利も長期金利は低下傾向です。特にポンド金利の低下は著しい。量的緩和策が500億ポンド拡大されたこと、英国経済に対してBOEが悲観的見方を示したことで、その流れを引きずっているようです。特に中期短期ゾーンまで下げがきつく2年債ギルトが1.00%割れも最近では珍しくなくなってきています。市場の景況感が冷え込んでいると言えます。ユーロ金利についてはECBのトリシェ総裁の一見楽観視した記者会見も金利低下も傾向で反応しているようです。

それでは。

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