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2009年7月 6日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル円日足)

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先週の豪ドル相場

先週のレンジ  AUD USD 0.7903-0.8155 AUDYEN 75.86-78.39

先週は週初6 月ユーロ圏消費者信頼感が改善しリスク許容度が増したことから株価、商品相場が上昇し、豪ドルも81 セント台、豪ドル円78 円台まで値を上げたが、火曜日には逆に米国6 月の消費者信頼感指数が予想より悪かったことを嫌気して、ニューヨークダウが100 ポイントほど下落し、再びリスク回避の動きに豪ドルも80 セント台半ば、77 円台半ばに反落。その後もリスク許容度の増減に比例して上下動を繰り返したが、結局、木曜日発表された米国の6 月非農業部門就業者数が事前予想-365 千人に対して-467 千人と大幅悪化したことからダウが200ポイントを超えて下落し、リスク回避の動き強まり、株価や商品相場が全面安。豪ドルもFar East の高値81 セント台、78 円台から一時79 セント台前半、76円割れまで大幅に下落し、金曜日は米国が独立記念日休日で方向性欠く中、79セント台後半、76円台半ばで越週した。

今週の豪ドル相場

今週のレンジ AUDUSD 0.7800-0.8200 AUDYEN 75.00-79.00

今週国内では火曜日のRBA理事会(3.0%で据え置き予想)、水曜日の7月WESTPAC消費者信頼感指数(前回12.7)、木曜日の6月雇用統計(雇用者数予想値-20千人、前回-1.7千人、失業率予想5.9%、前回5.7%)などが重要イベントが多い。RBA理事会では現行金利からの変更は予想されないが、声明において出口戦略などへの言及があるのか注目される。雇用統計は来年後半に向けて今後更に悪化傾向が強まるとの予想がアナリストの間では一般的であるが果たしてそうなるか?
その他8-10日にイタリアのラクイラ・サミットにおいては出口戦略に関する協議や、世界の準備通貨に関する討論が注目されが、特に準備通貨議論は今後とも折りに触れて表面化し通貨のボラティリティーを増加させるものであり、要注意であろう。

先週も豪ドルは日々の株価=リスク許容度の増減にあわせてUP & DOWNを繰り返した。今週もまだトレンドを見出せない状況で、基本的には揉み合い相場が継続しよう。ボリンジャーバンド(豪ドル米ドル 0.7853-0.8187、豪ドル円 74.66.-79.95)の上限、下限をブレークするエネルギーはまだ不足している状況。 



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