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2009年7月27日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル円日足)

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先週の豪ドル相場

先週のレンジ AUDUSD 0.8004-0.8222, AUDYEN 75.39-78.04

先週は週初米商業金融大手CITの破綻懸念やバーナンキFR議長の議会証言が予想ほどタカ派的な内容ではなかったことからリスク回避の動きが高まり、ドル高・円高のスタートとなった。しかし米企業決算が概ね好調であったことや、米住宅指標の改善から米株式市場が続伸し、NYKダウは9000ドルを回復する展開となり、リスク選好の動きからドル安・円安地合が進行した。豪ドルは週初の0.8004、75.39円を安値として82セント、78円をつけた後、若干調整反落したが81セント台後半、77円台半ばの高値圏で越週した。

今週の豪ドル相場

今週の予想レンジ AUDUSD0.7950-0.8250 AUDYEN 76.00-79.00

今週の市場の焦点は27-28日とワシントンで行われる米中戦略経済対話と過去最大規模の米国債入札であろう。米中戦略経済対話では両国経済・貿易の不均衡是正が重要な議題となり米国の財政健全化やドル相場の安定を中国が求める一方、中国の為替制度改革を米国が求めることが予想される。
また今週は総額1150億ドルと過去最大規模の米国債入札が木曜日まで連日行われるが、巨額の米国赤字ファイナンスが不安材料として再び浮上する可能性があろう。
更に31日(金)に発表される米第2四半期GDP速報値(前期比年率予想-1.5%、前回-5.5%)が焦点。
一方、日本国内では月末に向けて外貨投信の設定が活発化することが予想され、先週来の円安傾向が更に進行するかどうか注目される。
今週も豪ドル相場は国内要因よりはむしろ株式市場を見ながらのリスク選好の動きに左右される展開が予想される。
豪ドル米ドルは6月の高値82セント台半ばをブレークするか否かが焦点であるが、その鍵を握るのが円クロスの動きであろう。米ドル円の95円超え定着が困難な場合には、豪ドルも82セント台が上値抵抗線となろう。

Then, have a nice week!!!

Joe








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