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2009年7月20日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル日足)
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(豪ドル円日足)

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先週の豪ドル相場

先週のレンジ AUDUSD 0.7702-0.8065 AUDYEN 70.76-75.97

先週の豪ドルは、前週発表された6月米雇用統計悪化の影響残り、リスク回避の動きから週初下値をテストし0.770270.76円まで下落。しかしその後発表された米国企業決算(Q2)が総じて予想を上回ったことを好感して、NYKダウは5日続伸して前週末の8146ドルから8743ドルまで上昇。リスク選好の高まりから、安全資産としての米ドル需要が低下し“ドル安、円安”地合となった。豪ドルも週を通してじり高推移し80セント台、75円台の週中高値圏にて越週。

今週の豪ドル相場

今週の予想レンジ  AUDUSD 0.7800-0.8200 AUDYEN 73.50-77.50

市場は米国雇用統計悪化による景気回復期待の後退懸念を予想を上回る企業決算で乗り越えてきたのが先週の展開。今週も株価動向が焦点となるが5日続伸となったNYKダウに利益確定の売り調整が入る可能性もある。また市場の焦点としては21/22日の上下両院におけるバーナンキFRB議長の半期に1回の議会証言があり、雇用なき景気回復に関する説明や、出口戦略に関する言及の有無など、米金融政策、経済展望に対する発言が注目される。また日本の衆議院解散・総選挙の行方など”円動向に日本の政治は影響しない”とは言いつつも気になるところ。その他経営破たんの懸念が高まる米ノンバンク大手CITグループの動向にも注意を払う必要がある。現在リスク回避の出方次第でリスクアセットもUP & DOWNを繰り返す相場展開が続いているが、今週もその延長であろう。どちらかといえば年後半→来年を見据えて、景気回復期待の高まりが主流となりつつあるが、時々失望感から相場が失速、反落するという展開が予想される。

豪ドルも先週は調整買戻しを見たが、6月の高値82セント、80円は当面抜く力に不足しており、上記予想レンジを中心とした揉み合い相場の域を出ないであろう。

Then, have a nice week!!


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