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2009年7月 3日 (金)

NZ高けん制はミルクのせい、金利など

「NZ高けん制はミルクのせい、金利など」

NZ政府、中銀は執拗にNZ高を警戒している。いくつかの景気指標が改善しているのでそれほど目くじらをたてる必要はないと思うがひとつの理由は主要輸出産業の酪農製品の価格の下落にあるようだ。
6月のANZ商品価格指数は+0.2%と前月の+2.7%を下回った。その中で乳製品の下落が大きい。世界的な乳製品の下落にも拘わらず欧米がいまだ価格下落抑制策をとっていないこともある。これにNZ高が加わるとさらに酪農業者の打撃を与えるので政府当局は為替に神経質になっている。

さて NZ中銀は前回政策金利を0.25%に据え置いた。欧米各国、豪も据置いているのでおそらくG-8、G-20での合意が出来ており、NZ中銀も追随したのだろう。

 次回政策金利決定は7月30日であるが、7月7日の豪中銀の政策決定が大きく影響するだろう。豪が予想通り据置となり、30日の金利決定前に発表されるNZの各指標(小売、CPI、貿易、NBNZ企業信頼感指数)で大きな落ち込みがなければNZも2.5%で据置となろう。

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