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2009年7月 1日 (水)

6月末予想とレビュー:津田

6

と実際のr    6月末予想とそのレビュー(メルマガ”Joeの豪ドル道場”より

通貨ペア

6月末予想値(11月時点のレート)

実際の6月末クロージング・レート

AUDUSD

0.8000 (0.7500

0.8054

AUDYEN

80.00  (65.50

77.58

USDYEN

100.00  (99.00

96.31

EURUSD

1.3500  (1.2700) 

1.4035

(解説=反省?)
半年予想を立てた昨年11月はまさにサブプライム禍が底なし沼に落ちるような恐怖心が市場に溢れていたが、その中で、今年上半期に早くも市場回復の兆しを予想した基本的な考え方は、まあ正解と言える。すなわち、6月末の通貨予想の根本的な考え方がリスク許容度増加による“米ドル安・円安”にあった。それは特に米ドル円以外の通貨ペアで当たっており、方向的には豪ドル米ドル、ユーロ米ドル、豪ドル円ともに、“米ドル安・円安”の展開であった。ただししかし、米ドル円は一時4月の頭に101円まで上昇したものの、定着せず、その後も5月、6月と100円手前、99円台手前まで上伸するも結局100円に到達せず、96円台でのクローズとなった。原因は景気回復期待の高まりにもかかわらず、円キャリートレードがサブプライム以前のような活発な動きを見せなかったこと。これはひとえに円とその他通貨の金利差が縮小したままで、上半期を終えたことによるもので、非常にロジカルな根拠のある動きであった。私はもう少し円以外の通貨の金利上昇期待が高まると昨年時点では予想したが、やはりサブプライムの傷口は予想より大きかったということか。6月の本邦ボーナスシーズンにおいても、思ったほど本邦からの外貨投資玉が出なかったということであろう。今後ドル円が100円の上に復帰するには、やはり円売りの“相対通貨群の金利”が上昇してくる必要があろう。(円金利は依然低位に留まると予想)
またユーロについては昨年の安値1.23から予想以上に健闘して上昇したと言える。私はサブプライム禍による東欧経済圏破綻の影響、及びユーロ圏内の格差拡大から欧州経済全体が厳しい状況になると予想したが、さすがに不可能と言われた通貨「ユーロ」を予想より何十年も早く発足させた経済圏だけに、日本などより余程したたかな政治力を持っているということか。

ではでは

Joe


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2津田穣」カテゴリの記事

コメント

野村先生

いつも大変お世話になります。毎回楽しく拝見させていただいています。毎回目からウロコの素晴らしいレポートをありがとうございます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

投稿: ケンイチ | 2009年7月 1日 (水) 13時03分

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