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2009年6月15日 (月)

南ア中銀総裁VS労働組合 RE:金利

「南ア中銀総裁VS労働組合 RE:金利」

南ア中銀総裁は南アフリカ労働組合代表(金属労働組合=NUMASA)とインフレターゲトについて議論する。中銀総裁と労働組合が金利やインフレターゲットについて議論するのは日本ではなかなかないことだ。

 労働者からは南ア中銀が設定したインフレターゲットゆえに、貧困者に負担をかける金融引き締め政策がとられているとしている。労働者側はムボエニ中銀総裁の任期期限である今年8月までに金融緩和を行わなければストライキも辞さないとしている。
もちろんこのような左派的な政策要求には批判がある。

 南アフリカのインフレターゲットは3%から6%であるが昨年のピーク時に13.6%まで達して、現在は8%台である。昨年12月以来、中銀は12.0%から4.5%利下げを行い現在は7.5%である。 

  ムボエニ総裁はインフレターゲットがあろうとなかろうと、低インフレを維持するのが中銀の責務だと答えた。先月の1%利下げ時はこれ以上の緩和は小休止すると発言していた。労働組合の圧力に勝てるか、次回会合は6月25日(木)である。

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