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2009年6月23日 (火)

豪は原油輸入国、でも空気が重要

「豪は原油輸入国、でも空気が重要」

昨日豪ドルは下落した。先週の上昇ラインを下に切ったり世銀の成長見通し下方修正、また豪中銀(RBA)の豪ドル売りが公表されたのも効いている。

 ただ原油価格の下落で豪ドルが売られている報道は、違和感があった。シドニー在住の津田さんも一度豪は原油を輸入していると書いていらっしゃた事があったが、

調べると(2007年JETRO資料)

2007年の豪の原油輸出は79.6億豪ドルで、原油輸入は147.0億豪ドルであり、トータルでは豪は原油輸入国で原油安が豪にとってメリットがある。豪の輸入品のシェアートップは原油である。

でも世間が原油安=豪ドル安と思っているならそれに基づいて売買するしかない。それが為替かもしれない。

 NZ政府も最近のコメントでは「NZドルは資源国通貨=工業資源の意味=と認識されているようだ」となっていた。NZも鉱物燃料は輸入品の1位であるので資源高は不利である。

 でも為替は世間のムード、空気で取引しないといけない。正論より空気が重要である。

ただより長期的な相場推移では正論通りとなっている(そこまでの長い期間で取引出来る長命の人はいない)。

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