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2009年6月 8日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル円日足)

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先週の豪ドル相場

先週のレンジ AUDUSD 0.7887-0.8264  AUDYEN 75.96-79.51

先週はGM破産法申請で始まったが、これは既に市場織り込み済みでむしろリスク許容度が一段と増し、ドル安が進行した。ドル円94.47、ユーロ 1.4338、ポンド1.6663、豪ドル0.8264などドル円を除く主要通貨で年初来のドル安レベルを示現。しかし金曜日に発表された5月米非農業部門就業者数の減少幅が予想を大きく下回ったことから、米景気底打ち感強まり、米債利回りが急上昇し、対主要通貨で米ドル買戻しの動きが活発化し
で豪ドルも79セント前半まで値を落として越週した。週初は円の全面高地合いで75円台でスタートした豪ドル円は一時豪ドル米ドル急伸を受けて79円台半ばまで大幅上昇した後、78円近辺に反落して越週した。RBA、BOE、ECB、カナダ中銀はいずれもその金融政策会議で金利を据え置き、世界的に景気回復期待が高まり株価が堅調推移した。また豪州第1四半期GDPは前期比、前年比共に+0.4%と予想を上回り週央に豪ドルを押し上げた。

今週の豪ドル相場

今週のレンジ AUDUSD 0.7750-0.8150 AUDYEN 76.00-80.00

今週は木曜日に5月の豪州雇用統計(予想値-30K、前月+27.3K、5.7%、前月5.4%)が発表されるが前回も-25Kの事前予想であったが、今回も予想外に強い数字が出るかどうか注目。その他ではやはり米国の各種経済指標が注目される。4月貿易収支、月次財政収支(水)、新規失業保険、5月小売売上高(木)、ミシガン大学消費者信頼感指数(金)。米景気底打ち感から早くもインフレ懸念、早期引き締め転換観測まで出始めており、今後のインフレ動向が気になるところ。係る中、先週の為替相場はリスク選好の米ドル売りから米景気回復期待の米ドル買戻しに振れたが、今週も米ドルは対主要通貨で不安定な上下動を繰り返しそう。”米ドルの受け皿”としての豪ドルも、一旦82セント、79円台で達成感が出ており、押し目買いと利食いの売りが交錯して、高値圏での乱高下が予想される。

テクニカルには再びボリンジャーバンド(0.7468-0.8210、70.81-79.21円)の上限で跳ね返されており、(豪ドル米ドルはRSI77%をヒット後急落)再度バンド内上部での取引が続きそう。ただ金曜日に豪ドル、豪ドル円ともに長い「上ヒゲ」を出しており、週初利食い売りが先行する可能性もある。

それでは、

Have a nice week!!


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