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2009年6月26日 (金)

南ア、早速労組が怒り、据置に対して

「南ア、早速労組が怒り、金利据置で」

南ア中銀は市場や組合の予想の0.5%の利下げではなく7.5%への据置とした。

インフレを懸念する中銀マンとしては当然の行為であるが、今年から毎月政策委員会を開催することとなったので労組などは毎回利下げを期待している。

2ヶ月に1回で良かった。取り敢えず、ランドは8.08から一時8.0割れとなり、長期金利は0.2%程度上昇、株価は下落してサプライズを表した。

南アの労組は「THE CONGRESS OF SOUTH AFRICAN TRADE UNIONSCOSATU」と言う。

COSATUの言い分も聞いてみよう。

COSATUは「雇用不安が起きる」と怒りを表した。利下げ反対のストライキも示唆している。

また「どこの国もこの経済危機で金利をゼロから1%へ引き下げている。中銀は景気減速が終わりに近いとして金利を据え置いた。17年ぶりのリッセションでCOSATUは利下げとインフレターゲットの柔軟な運用、破棄を求めている。

 もう中銀は信じられない。失望だ。中銀は雇用喪失の責任を取れ。」

ムボエニ中銀総裁は8月に2期目の任期が終了する。これまでに回復の兆しが出るか、ズマ大統領が仲介しないと混乱は深まり政府に影響力の強いCOSATUは再任を拒否するだろう。

中銀筋では当然の職務での据え置きも、別な角度からは受け入れられない人々もいる。 良否はともかく新興国のエネルギーを感じる。そういう国が好きだ。

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