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2009年6月16日 (火)

たまには豪ドル見通し

「たまには豪ドル見通し」

豪ドルの見通しを書くと津田さんに笑われるが、やはり債券も含めいろいろポジションがあるので最近気になっていることなどをまとめた。

先週までは豪政府や中銀の弱気な景気見通しに反し、GDP、住宅、雇用が予想より改善
し豪ドルは対ドル、対円でも上昇していた。

今朝は発表されたRBA議事録では政府も以下の通りやや軌道修正している。

* 利下げを正当化する強力な理由無かった
* 豪経済指標は以前より力強い
* 財政・金融刺激策の効果はまだ完成ではない
* 住宅市場は改善されつつある
* インフレ率は低下へ
* 現在の主要金利は成長促進と矛盾しない。

などであるがこれが現在の豪経済をまさに物語っている。さらに加えるとしたら中国の景気動向次第ということがある。
  
(今週のポイント)

今週は豪ドルは対ドルでも対円でも下落している。
先週末イタリアで開催されたG-8に財務相会議にそのきっかけがあるようだ。
与謝野大臣、IMF筆頭理事、ロシアクドリン財務大臣などが、基軸通貨であるドルが準備通貨として維持することを確認した。強いドルが支持され、円以外でドルは上昇、豪ドルは下落した。またG-8財務相会議では金融緩和からの景気底入れ、出口政策の模索、財政出動の停止などが議論された。こうなると金利の上昇を呼び、株価が世界的に下落し始め、リスクアピタイトの流れが逆行してしまった。
 
好況=株高=資源高=円安=資源国通貨高が反転してしまった。多くのチャートの上昇トレンドラインを下抜けることとなった。G-8の失敗かもしれない。景気回復の兆しではしゃぎすぎた感もある。

 この流れを止めるには再び景気と株を成長軌道にのせる声明を出さないといけないだろう。不況=株安=円高=資源安=資源国通貨安が嫌ならば。
 

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