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2009年6月 1日 (月)

ドルインデックス:水谷

ドルインデックスは底なし沼状態です。

Dollindexjun1 現在は78.76とチャート上ではサポートが見当たらない状態です。3月10日高値89.29起点のギャンライン1x2が戻ってもレジスタンスになります。これを基本に個別通貨ペアを考えましょう。

そろそろ利食いのドル買い戻しが入ってもよさそうです。ユーロについては今週ECBの定例理事会があります。前回現在の政策金利が最低水準と決めたわけでもないとのトリシェ総裁の発言が印象に残っています。大勢は据え置き予想ですが、5月消費者物価指数が0.0%前月比であったことから、インフレ懸念がなく、ひょっとして0.25%の利下げがあるかもしれません。金利先物市場では先週から買い先行(金利先物買いは金利低下です。)確率は低いものの、想定しておくべきです。その場合は利食いのユーロ売りの展開で、消化後再びユーロ買いの動きをするのではと思います。ポンドはシカゴ筋が依然としてショートポジションです。損切り相場でRSIが80.4と明らかにポンド買われ過ぎのようです。これもBOEの声明文の内容次第で短期筋中心に利食い売りが出そうですね。

「良いドル売り」と「悪いドル売り」が交互に出ているようで、為替市場ではどんな理由にしろドルを売らせたい雰囲気ですね。したがって反動も大きいのではと思います。

それでは。

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コメント

為替市場ではどんな理由にしろドルを売らせたい雰囲気ですね。したがって反動も大きいのではと思います。

とおっしゃるのは、
97.24円を超える可能性があるということですか???

そうだといいです。

thank you様
為替相場は一度一方方向に向ったら流れを変えるには大変なエネルギーを要します。現在は「良いドル売り」でのドル安を示しています。個別通貨では、ポンド/ドルのみシカゴ筋のポジションの傾きが不安要因です。そして、一旦利食いが出れば、全てが逆回転します。
ドル/円ですと、私は96.00を挟んで96.00割れは中立、96.00を上回ればドル高と読みます。現在は短期筋のドル売りの回転が効いている相場と読みます。今週ECB、BOEの会合と今の相場に逆らう材料が出れば、ユーロ/ドル、ポンド/ドルともに売られる展開も予想されます。(あくまで利食い) その流れでドル/円がドル高になれば可能性もあると思います。
リスク管理面で損切りの水準を決めて為替相場と向き合いましょう。
水谷

投稿: thank you | 2009年6月 1日 (月) 19時25分

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