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2009年6月26日 (金)

油断せず、慎重な各国金融政策

「油断せず、慎重な各国金融政策」

 昨年の今頃は原油が140ドルとかガソリンが200円近くになってきていた。米国がベアスターンズを処理を終えインフレ抑制へと向かっていたのも当然だった。

OPECではなく日本などの原油消費国や原油先物取引の専門家のゴールドマンサックスなども参加してサウジで原油サミットが開催されていた。

米国がドル高を、サウジは原油安を約束したとも言われた。実際はまさしくその通りとなった(ドルはインデックスや対ユーロで20%上昇、円は例外、原油は40ドルへ)。

 今回も回復の兆しでインフレを視野に入れ始めたが金融当局の手綱さばきはまだまだ慎重だ。

 利上げという言葉は使わないし、量的緩和も継続だ。去年からの大デフレへの恐怖が残っていて慎重すぎるくらい慎重である。

去年は想定外のことが起きたが、今年はこれだけ想定しているので大きなサプライズな下げはないだろう。今年は油断していない。

中銀スワップの継続にもその空気を感じる。

「日米欧などの15の主要中央銀行は、世界的な金融危機に対応して昨秋に始めた各国でのドル資金の供給期間を、来年2月1日まで延長することで合意した。10月末までの時限措置としてきたが、金融危機が再燃する懸念はなお残ると判断。2月に続いて再度延長する。安全網を維持し、金融の安定を万全にするねらいだ」

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