ユーロ金利先物:水谷
ユーロ金利先物Euroborは、これまでの定例理事会前の相場とは異なった動きになっているようです。
5月までは理事会前には月曜日から買いの展開(金利先物買いは金利低下を意味)をしていましたが、今回は売りの展開になっています。現在は12月限98.75です。利回りベースで1.25% 政策金利を0.25%上回って取引される金利先物では現在の政策金利1.00%です。早々と1.00%の金利据え置きを予想しているかのようです。トリシェ総裁は1.00%が政策金利の最低ではないとおっしゃていたことを思い出します。5月ユーロ圏消費者物価指数が0.0%前月比であったことを考えると小幅利下げ(0.25%)の選択肢も心のどこかに置いておいておいた方が良さそうです。ドイツ国債(ブンズ)10年は相変わらず利回り上昇とステープニングが止まらない相場です。目が米国に向いているユーロ相場、そろそろ定例理事会を前に調整局面も想定しておいた方が良さそうです。ユーロ/ポンドが0.86台前半とユーロ売り/ポンド買いの相場が続いており、どこまで続くか疑問です。
ポンド相場ですが、確かにシカゴ筋の損切り相場のようですが、逆にロンドン市場に資金が戻ってきていると考えても良さそうです。金融機関は確かに融資部門は貸出が出しにくいと思います。しかし投資銀行部門 特に株式投資、債券投資、そして外国為替でも活況です。大きなフローがロンドン金融市場に戻ってきていると考えても何ら不思議でないポンド高です。金融が英国経済を支え、シティーのパブは大賑わいと行きたいですね。しかし、それにしてもポンドは買われすぎですね。RSIは80.9といつ調整局面を迎えても不思議でないですね。
それでは。
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