入門、新興国8、ブラジル
「入門、新興国8、ブラジル」
(ブラジル)
ブラジルの貿易を支えるものは、鉱物資源や農畜産物などが挙げられる。貿易収支に関して言えば、その要因として、輸出量の減少にもかかわらず需要増加に伴う国際取引価格の急騰により金額ベースでは輸出増加という結果になった大豆や、鉄鉱石の世界最大輸入国となっている中国からの需要が貢献する形となった。
特に鉄鉱石は、中国が鉄鉱石の輸入の約30%をブラジルへ依存しており、世界2位の鉄鉱石輸入国である日本もその20%以上をブラジルに依存するなど、ブラジルは世界的な鉄鉱石輸出国となっている。
また伝統的に重工業、なかでも航空機産業が盛んで、1969年に設立された国策会社のエンブラエルは現在小型ジェット機市場の半分近いシェアを誇るなど欧米諸国をはじめとする世界各国へ輸出されており、その他にも自動車や金属製品が主な輸出製品となっている。(続く)
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