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2009年6月25日 (木)

入門、新興国6、中国

「入門、新興国6、中国」

 1992年の故鄧小平氏が中国南部を視察した際に行った一連の講話=南方講話で資本主義の長所の導入を呼び掛けて改革・開放路線を進展させるよう求めことから中国経済は急速に成長にし今に至っている。その間貿易黒字は年間2500億ドルを超え、外貨準備を日本を抜いて世界一の2兆ドルにも達している。経済はここ数年10%を超える勢いであった。現在では居住や交通条件の改善といった消費構造が高度化し、住宅・通信・自動車などの成長産業が新たな高度経済成長を引っ張る主導産業となった。

この高度成長は産業構造の高度化や体制刷新、2001年のWTO加盟を含め一層の広がりを見せる対外開放などを背景に比較的長期間続くものと見られている。国家統計局は、経済構造調整の結果として珠江デルタ、長江デルタ、環渤海地区、東北の旧工業地帯が多極的に発展する枠組が形成されつつあり、中国経済の発展に大きな余地がもたらされ、さらに農業の産業化、伝統工業の改造、ハイテクノロジー産業とサービス産業の発展が中国経済に新たな活力を注入すると同時に経済成長に対して新たな原動力を提供しており、2020年までの7%成長は充分見込めるとしている。(続く)

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