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2009年6月30日 (火)

入門、円高でも損をした輸入業者その1

「入門、円高でも損をした輸入業者その①」

昨年4月からの5ヶ月連続のドル上げで90円台から110円台へ8月到達したが、今度は一転円高で9月より5ヶ月連続してドル下げで110円から80円台となった。

 円安なら輸出業者に為替益が出、円高なら輸入業者に為替益が出るというのは一般的な考えである。世界に誇る日本の輸出業者であるトヨタ、日産、ソニー、キャノン、パナソニックが軒並み赤字を出したのは昨秋からの急激な円高と外需減少とともに大きな要因である。

 円高なら石油会社を始めとする輸入業者や航空機購入や燃料がドル建てである航空会社も収益が改善すると思うが実際はそうでないようだ。

新日石の3月決算が2500億円の赤字予想(前期は2756億円の黒字)で、昭和シェルも12月決算で162億円の赤字となったと報道されている。
また赤字の中味の詳細はわからないが輸入企業型のANAも3月期に6年ぶりの赤字を計上するそうだ。

円安の時はのどから手の出るほど欲しい円高相場が一気に急激に起こると必ずしも為替益が出て収益改善となるわけではないようだ。(続く)

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