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2009年5月18日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル米ドル日足)

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(豪ドル円日足)

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先週の豪ドル相場

先週のレンジ: AUDUSD 0.7466-0.7713, AUDYEN 71.05-76.18

先週は前週の米金融機関に対するストレステストを無事通過したことで高まっていたリスク選好の動きの利益確定とポジション調整が支配的となり、豪ドルは週初の高値圏から大きく値を下げる展開となった。発表された米国4月の財政赤字が209億ドルと4月としては過去最大赤字となったことや(米国格下げ観測も)、米国4月の弱い小売売上高、またユーロ圏の第1四半期GDPが予想より弱い数字となったことも再びリスク回避の売りを誘い、”円高、ドル高”が進行。豪ドルは75セント割れ、71円台lowと安値圏で越週した。

今週の豪ドル相場

今週のレンジ:AUDUSD 0.7300-0.7600, AUDYEN 69.00-73.00

先週の流れを受けて”円高、ドル高”がどこまで進むかが焦点。あるいは”調整の調整”で円高頭打ちとなるか。イベント的にも豪州国内要因よりは再び海外指標がメイン。4月の米住宅着工/建設許可、5月フィラデルフィア連銀景況指数、悪化が予想される日本GDP(Q1)一次速報、FOMC議事録で景気回復観測や出口論に言及されるか、日銀政策会議あたりが焦点。
また米国財政赤字問題への懸念や、6月1日に期日の迫ったGM再建計画提出を前に破産法適用に進むかどうかも市場の注目するところ。GMの破綻はたとえ再建が前提としてもクライスラーの場合よりはるかに大きな米経済への影響があると考えられる。

テクニカルには一時の豪ドルoverbought状態も大きく緩和され(RSIは50%前後)たが、先週の下げがボリンジャーバンド(0.6999-0.7795,67.83-76.61円)の下限にまで達するのか、あるいは再度、下値抵抗感を受けて反発に転じるのか見定めたいところ。

Then, have a nice week!!

Joe Tsuda


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