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2009年5月 1日 (金)

投機の役割/危険とは?:津田

長年、(大)曲がりなりにも投機に絡む仕事にかかわってきたが、頭ごなしに”相場師ですか(難波の?!)”とか言われるのにも腹が立つ。この年になって自分がやっていることを少しは正当化したいという気持ちが働いているのかもしれない。

以前に別の投稿で書いた内容のごく一部であるが、投機の功罪について考えてみた。このブログをお読みいただいている方の中にも、少なからず投機筋(?)の方がいらっしゃると思うが、投機の功罪について別の切り口でもあれば、気楽にコメントでもいただきたい。

投機の役割/危険とは:

1.      投機は個々の人間に起因する行動であるため、平時においてはその行動パターンが多様化するために、経常為替による通貨の強弱の偏りを是正する。つまり輸出為替が出ても、それに乗ってドルを売る人も、前に売っていて買い戻す人などいろいろ動きが出て、一方的な動きをけん制する。

2.      投機家の判断は一国の経済のみならず政治も含めたファンダメンタルズ全般に対して敏感であり、ファンダメンタルズに問題を有する国の政治・経済に警鐘を与える。つまり催促相場を作って為政者に改善を迫る。

3.      一方、巨額損失事件や投機行動の行き過ぎの反省として、常に企業のリスク管理手法の進歩や企業ガバナンスの向上を促してきた。

4.      しかし市場がパニックに陥った場合は、投機はリスク回避の動きと、更に利益を追求するリスクテークの動きの相乗効果から、一方的かつ破滅的な動きに陥る。通貨市場は株式市場などにとは比較できない24時間休まない巨大市場であるため、国際的な市場閉鎖などは物理的に不可能であり、パニックの真っ只中では政府の介入すら受け付けない。

5.      ただ自由主義経済下の自由市場にあっては、自ずとアダム・スミスの「神の手」が働く。株式相場と違って為替相場はどの通貨ペアを取ってもその価値がゼロにはなりえない。相当のタイムスパンで考えれば行き過ぎた相場は自ずと投機の力により是正される。

6.つまるところ投機とは合理性の追求であり、不条理への挑戦である―自画自賛

以上です。投機コメント下さい!

ではでは

ジョー


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