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2009年5月 7日 (木)

豪ドルジャンプアップ:津田

先ほど豪州統計局(ABS)が発表した4月の雇用統計は予想を大きく上回る強い数字となり市場に驚きを与えている。

就業者数+27.3千人(予想-25.0千人 前月-34.7千人)
full time job は49,100人増えて 7,672,700人に。前回は-38.9千人
part time jobは21,800人減って 3,126,200人に。前回は+4.2千人
失業率 5.4%(予想 5.9%、前回5.7%)
労働参加率は65.4%(予想 65.4%、前回65.5%)

先月3月の労働人口は35.5千人減少し、失業率は5年ぶりの水準である5.7%に上昇したが、4月についてはエコノミスト達は2003年以降となる5.9%を予想していた。
数字が出た後も依然として今回の数字に対して懐疑的なエコノミストは多い。
「比較的小さなサンプルから出されるボラタイルな統計上のいたずら」「目の前の数字は疑いたくないし自分の予想が大きく外れたことに弁解はしたくないが、やはり本日の数字はおかしい」などの意見が目立つ。

事実今週月曜日に発表になったANZの4月求人広告数は、3月の-8.5%からは改善しているが-7.5%と引き続き大きなマイナスを示したし、これは過去1年でオンラインと新聞広告両方で約50%の広告が減少したことを意味している。

エコノミストの間ではこの求人広告は実際の失業率の先行指数であり、求人広告から予想するエコノミストたちの失業率予想は現時点においても向こう一年間で7-8%のピークに達すると見ている。

私が前から指摘している景気悲観論者のスワン財務相は、今朝雇用統計発表前のABCラジオのインタビューに答えて「成長の鈍化と世界経済の大幅な後退が国内失業率を押し上げることは疑いの余地のないところ」というネガティブなコメントを出している。

ただ、過去一年で豪州の就業者数がマイナスとなったのは昨年11月の-15.6千人と今年3月の-38.9千人の2度だけであることも事実であり、今後世界経済の景況感が改善していく中で、本当に豪州失業率が向こう1年にわたって悪化していくのか疑問に感じるところである。州別また業種別の雇用統計詳細が分かれば追ってお伝えしたい。

(15分チャートAUDUSD)

Image001
(15分チャートAUDYEN)
Image002_2 

この驚きの結果を受けてさすがに豪ドルも上値をテストし昨年10月上旬以来の高値75セント半ば、74円台半ばに上昇している。
世界的な景況感に加えて懸念材料であった労働市場に改善がみられるのであれば、豪ドルが更に上昇モーメンタムを得る可能性も否定できない。





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