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2009年5月11日 (月)

落とし穴=資本筋、投機筋

「落とし穴=資本筋、投機筋」

結構有名な学者までが為替相場は貿易収支でなく、投機筋や資本が動かしているという。

 だいたい彼らが語る数字の裏づけはBISの為替取引高や国際収支表である。

ただ為替相場の長期的な流れは貿易収支が決める。貿易黒字の国の通貨が弱くなったり、貿易赤字の国の通貨が強くなり続けていることはない。

数字ほど資本や投機の為替取引が市場で行われていないことは、大銀行の為替のディーリングルームを見学すれば一目瞭然だと非理論的なことを言ってみる。

 学者は数字に基づいて推測するが、その数字が問題である。

まずBISの為替取引の数字の6割超がスワップである。わかりやすくいえば日々FXでも行われているスワップ金利の受払いのことで、これと為替変動は関係がない。

また顧客の取引は二重三重に計上されている可能性が大きい。単純な相場のキャッチボールである。

 また資本取引の数字を大きく上げる人が多いが、その多くは日本で言えば円を介した取引ではなく、ドルとドルなどの為替取引がともなわない取引である。

 もし数字どおりの資本取引がすべて為替に結びつくなら、銀行の為替ディーリングルームは100倍くらい人員設備を拡大しないといけなくなってしまう。

国際収支の資本収支では為替取引をともなわない取引が多いのである。

(今日、週刊ダイヤモンド読んでいておかしいと思ったこと)

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