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2009年5月 8日 (金)

ドスーンからドカーン時代へ

「ドスーンからドカーン時代へ」

ドル円はコツコツ日々ドルが上昇するのを1ヶ月積み上げて2,3日でドルが急落するのが戦後の常であった。代表的なものは96年、97年、98年の秋までドルを3年近く(79円も入れれば4年)かけて上昇したものを98年10月の2日間で136円から112円まで叩き落した。

 戦前は別の話で円安の時代だったので逆の現象があったのだろう。その最たるものは1ドル4円から戦争を経て360円になったことだろう。

 ドカーンと上がったり、ドスーンと下落する原動力は貿易収支だろう。だから貿易赤字の戦前はドカーンーと上がり、貿易黒字の戦後はドスーンと下がった。

 今は貿易が赤字化しつつあるがまだ経常収支は黒字の微妙なところである。ただドル円の急落が減ってきたのは貿易赤字のせいだ。

 戦後は根っこに黒字があるので仕手筋の損切りの売りと重なってドル円が急落した=LTCM破綻時。貿易が赤字ならヘッジファンドが売ろうとも輸入業者がその売りをゴックンと吸収してしまう。赤字の時に怖いのはドカーンである。

今年2月の歴史的なドル円の上げ幅はそのかすかな兆しだ。

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