ドスーンからドカーン時代へ
「ドスーンからドカーン時代へ」
ドル円はコツコツ日々ドルが上昇するのを1ヶ月積み上げて2,3日でドルが急落するのが戦後の常であった。代表的なものは96年、97年、98年の秋までドルを3年近く(79円も入れれば4年)かけて上昇したものを98年10月の2日間で136円から112円まで叩き落した。
戦前は別の話で円安の時代だったので逆の現象があったのだろう。その最たるものは1ドル4円から戦争を経て360円になったことだろう。
ドカーンと上がったり、ドスーンと下落する原動力は貿易収支だろう。だから貿易赤字の戦前はドカーンーと上がり、貿易黒字の戦後はドスーンと下がった。
今は貿易が赤字化しつつあるがまだ経常収支は黒字の微妙なところである。ただドル円の急落が減ってきたのは貿易赤字のせいだ。
戦後は根っこに黒字があるので仕手筋の損切りの売りと重なってドル円が急落した=LTCM破綻時。貿易が赤字ならヘッジファンドが売ろうとも輸入業者がその売りをゴックンと吸収してしまう。赤字の時に怖いのはドカーンである。
今年2月の歴史的なドル円の上げ幅はそのかすかな兆しだ。
野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社
| 固定リンク
「為替09年5月」カテゴリの記事
- 豪インフレ指標低下(2009.06.01)
- NY時間外、上海株も上昇、GM大事に至らず(2009.06.01)
- 衆院選は8月が自公に有利(2009.06.01)
- 損切り消えるポンド円(2009.06.01)
- ユ-ロ円、寄り引き同時から下げに(2009.06.01)
コメント