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2009年5月11日 (月)

財務省が作った破局のシナリオ1

「財務省が作った破局のシナリオ1」

1988年に財務省(当時大蔵省)は「破局のシナリオ」という異例のリポートを作成した。

A.2025年には政府の借金がGDPの153%になる
B.2025年には経常収支がGDPの14.3%の赤字となるということだ。

A.については2025年を待たずに早々と達成している。今既にGDP500兆円の160%程度、800兆円の赤字となっている。税収40兆円で800兆円の借金だ。例えれば自分の給与が400万で8000万借りていることで結構苦しい。EUの累積財政赤字基準はGDPの60%以内であるので世界でも破格の財政赤字だ。

 B.についてはおそらく大蔵省も予測していなかった所得黒字増加で経常収支は黒字のままだが、貿易黒字は今年大幅減少している。例年は10兆円程度の貿易黒字をたたき出す日本だが、今年は原油高で輸入金額が増えておそらく2兆円くらいの黒字となる。1980年代以来の少額の黒字となる。さらに年後半は毎月貿易赤字であるので来年は年単位でも貿易赤字となる可能性も高い。貿易大国日本は「いま何処」といったところだ。

(2008年作成)

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