« ちょっと一息(その2) | トップページ | シドニー概況:津田 »

2009年4月27日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル米ドル日足)

Image002

(豪ドル円日足)

Image004

(先週の豪ドルレビュー)

先週のレンジ AUDUSD 0.6955-0.7265, AUDYEN 68.09-71.86

先週は米金融機関全体の信用損失拡大懸念から米株価が大幅下落し、リスク回避の動きが再び活発化して豪ドルもストップロスの売りを誘発しながら一時69セント半ば、68円近辺まで値を下げた。しかし、米ガイトナー財務長官が「主要な米金融機関は十分な資本を有している」と発言したことから安堵感が広がり、米株価も下げ止まりを見せた。弱い米中古住宅販売や企業決算、更にはGMに続いてクライスラー破綻観測も出るなど、依然として株価も上値が重い展開となったが、週末のG7に向けてポジション調整の買戻しも見られて72セント台前半、70円近辺で越週した。

(今週の豪ドル相場)

今週の予想レンジ AUDUSD 0.7050-0.7350, AUDYEN 68.50-71.50

週末のG7では”びっくりニュース”はなかったようで、シドニー市場でも、金曜日にポジション調整で買われた分若干売戻しが入っているという静かなマーケット。今週もリスク回避の出方に左右される円クロスの動きや、株価動向により影響されて方向性のないアップ&ダウンの相場展開となろう。水曜日の米国第一四半期GDPや米FOMC(FF誘導目標の上限を0.25%から0.13%に引き下げるとの観測もある)が注目されるが、それ以外にも4月30日に追加支援やフィアットとの提携案の最終結論が出るクライスラー問題や、5月4日の米銀ストレステストの発表を控えた思惑などにも相場が左右されよう。基本的には豪ドルも”次の上昇への足踏み段階”と見るが、地ならしが終わるにはまだ時日を要する見込み。

テクニカルには4月に入ってボリンジャーバンド(豪ドル 0.7001-0.7324、豪ドル円 68.57-73.67)の上限をテストして跳ね返され、先週は下限をテストして再び跳ね返されたが、目先はこのボリンジャーバンド内での取引がメインとなってエネルギーを蓄えることになろうか。


「Joeの豪ドル道場」FXマガジンにて毎週 月・水・金 執筆中
!


ご購読はこち らから



野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社

|

« ちょっと一息(その2) | トップページ | シドニー概況:津田 »

2津田穣」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ちょっと一息(その2) | トップページ | シドニー概況:津田 »