今週の豪ドル相場:津田
豪ドル日足
豪ドル円日足
先週の豪ドル相場レビュー
先週のレンジ 豪ドル:0.7034-0.7207、豪ドル円:70.06-72.85円
先週豪ドルは前週の流れを受けて72セント台、72円台の高値でオープンしたが、週末の欧米主要国イースター休日や、今週にかけて本格化する米企業決算を控えた警戒感などから世界的に株価が利食い・反落する流れを背景に70セント台、70円台に反落した。RBAは一部予想に反して25bp利下げをし、また発表された3月の雇用統計は就業者数-34.7千人と2003年4月以来の大幅落ち込みとなり、失業率は5.7%と1991年のリセッション時い以来の悪化を示した。しかし売り戻し一巡後は発表された米ウエルズファーゴ銀行のQ1良好な業績から米株価が反発、金曜日は一時72セント台、72円台を回復したところで欧米市場イースター休日入りでプライスもフェイド・アウトした。
今週の相場
予想レンジ 豪ドル:0.6900-0.7300、豪ドル円:69.00-73.00
今週月曜日が再び豪州を含む欧米主要国がイースター休日。また、豪州国内の主要指標の発表などは予定されていない。むしろ米金融機関を初めとする第一四半期の米企業決算が本格化する(14日ゴールドマンサックスS、16日JOモルガン・チェース、17日シティーグループなど)が、それらに対する米株式の反応がまず第一ポイント。また米経済指標も盛りだくさん。14日の小売売上高、15日3月CPI、4月NY州製造業業況指数、3月鉱工業生産指数、米地区連銀経済報告、2月対米証券投資、16日に3月住宅着工件数、17日4月ミシガン大学消費者信頼感指数など。また14日のバーナンキFRB議長講演、17日のECBトリシェ総裁会見なども注目される。このように今週豪ドルは海外発のニュースに動かされそうであるが、基本的には従来の保合レンジ(60-70セント、60-70円)から一歩レベルアップした状況でのUP & DOWNが足元続きそう。米大手金融機関19社がストレステストに合格するという観測もあるが、”企業決算がにわかに好転”も予想しがたく、内容に一喜一憂の展開が予想される。ただその中でも、徐々に予想比上振れの結果に反応しやすい相場展開となるのではないか?
テクニカルには上記チャートで分かるように、両通貨ペアともに一目均衡表の"雲の上”に滞在久しく、下値をサポートされてきているが、一方ボリンジャーバンドの上限抜け(0.7247、72.41円)は容易ではないといったところ。ただ日足のここ10日間の「顔」を見えると”アップワードフラッグ”に見えてくる。これが当たっていると保合後再び上放れることになる。
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