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2009年4月20日 (月)

中国の逆襲、米国を病人扱い

中国の逆襲、米国を病人扱い

米国の為替報告書やG-7などでは中国、日本やアジアの為替相場が対象となり操作しているとか、もっと通貨高にしろとか一方的にに言われる。時々は人民元と指摘したり、名指しせずぼんやりと指摘する。

中国が言い返した。(ロイターより)、いやついに病人扱い。

中国の温家宝首相はアジア・フォーラムで、国際機軸通貨国が講じる経済政策は、多様化した国際金融システムを構築する一環でより綿密な監視が必要と指摘した。  温首相は、ドルを名指しなかったものの、最近数カ月、米ドル資産投資の安全性に懸念を示している。  

温首相は、フォーラム開幕の講演で「われわれは主要準備通貨国の経済政策に対する監視を強化し、多様化した国際通貨システムの構築を推し進めるべきだ」と述べた。  人民銀行の周総裁は、基軸通貨としての米ドルへの依存を減らし国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)の活用を提案したことについて、金融危機の根幹的原因、将来再発を防ぐための長期的対策についての考えを示しており、金融システムに短期的に抜本的改革が必要とは言っていないと説明。  「病人の治療のようなものだ。まず必要なのは診断。その次に治療だ」とし、「しかし、今はすべての医者が同じ診断を下しているわけでない。金融危機の根源について、各国のコンセンサスはできていないようだ」と述べた。

( 私の意見)

米国は世界中でドルで貿易を行えるので米国は一種の固定相場である。中国がSDRという別のものを基軸にして公平性を保ちたい気持ちはよくわかるが、結構面倒。ドルかユーロに統一意すれば、いや人民元でも円でもなんでもいいが、共通通貨をつくるべきだろう。


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