レバレッジ倍率について:竜河
手元資金で最大の投資リターンを目指すとすれば、レバレッジをかけることになります。その倍率について、私のやり方は、1)気分が害されない程度の最大損失額;2)追証を差し入れなくても現在のポジションが維持できる、との前提で倍率を決めます。
例えば、今のTOPIX取引システムでは、時価総額が最も激しく落ち込んだのは山一証券が破綻した97年11月で、下落率が12.5%でした(リカーバーしたのは翌年1月9日)。その際、レバレッジが3倍であれば、元本の37.5%が失う計算になります。証拠金の37.5%がなくなっても取引できる先物の枚数が減らされないためには、常に最低額の1.4倍以上の証拠金を入れた方が良いということになります。
このように計算された必要な証拠金額と気分が害されない程度の最大損失額がレバレッジ倍率を決める1つの基準になります。
ここで、山一証券が破綻した月にポートフォリオの評価額が12.5%下落したと述べたが、ロスカット・ルールを厳格に守っていれば、そこまでの損失を被る可能性は殆どありません。
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コメント
竜河さん
ありがとうございました。
大変参考になりました。
更新楽しみにしております。
投稿: かんじろう | 2009年4月24日 (金) 16時07分