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2009年4月 2日 (木)

米経済学者が中国人民元を論ずる:竜河

この前、英語のラジオでアメリカの有識者による金融評論を聞いた際、中国の外貨準備高についてカリフォルニア大学の経済学教授のコメントが耳に入りました。

 

司会者がその教授に、「中国はドル下落による外貨準備の目減りを心配しているそうですが」と聞いたところ、教授は「中国の外貨準備高は不正な為替レートを操作で貯められたものなので、目減りしても、アメリカのしったことではない」と答えました。

 

その答えを聞いて、丁度だけびっくりしました。確かに人民元レートが市場で決められたものではないが、それが理由で、中国人が汗を流し、せいせいと働いてアメリカに製品を送り出し、手にしたドルの価値を目減りしても知ったものではないというのは、経済原理のみで世の中を見すぎている感じをします。

 

中国の対米輸出について、1つ言えることは、その製造ラインに立つ中国人がしている仕事は、多くのアメリカ人が嫌がる低収入で楽しくない仕事です。

 

その教授の話を聞いて、ニクソン政権のコナリー財務長官は、「ドルは我々の通貨だが、問題は君たちにある」と放言したことを思い出しました。

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