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2009年4月15日 (水)

日本はもはや低金利国ではない

「日本はもはや低金利国ではない」

 みずほ銀行のドル劣後債(自己資本増強の為に返済順位が劣るが利回りがやや高い債券)が発行時点での金利が14%、新生銀行の円の劣後債は現在10%で取引されている。トヨタファイナンスのドル建て債券はLIBORに3.5%上乗せしないと資金を調達できなくなった。

 日本のコールレートや預金金利はゼロに近いが、日本を代表とする銀行や企業はかなりの高金利を支払わないと資金を調達できない状況となっている。世界に冠たるトヨタでさえプレミアムを払わないといけないなら、他の企業は推してしかるべきだ。

 日本を支える輸出企業は外需減少、円高のダブルパンチだが、この低金利での高金利調達という三発目のパンチも食らっている。

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