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2009年4月15日 (水)

最近の南ア事情

「最近の南ア事情」

選挙と政策金利決定を前にしてもランドは堅調である。

ムボヴェニ南ア中銀総裁が「南ア経済はリセッションに陥る」との見通しを示し、マニュエル財務相は「南アはリセッションに陥らない」発言している。大きな論争のようだが世界的にリッセッションなのでランドを売り込む材料にはならない。そのランドはやはり豪ドル、NZドル同様に資源高と高金利通貨投資の再開で強い。政府中銀としては景気回復の前に自国通貨が強含むことには警戒感が出てくるだろう。要人発言には注意したい。

さて収賄容疑での起訴も断念され選挙にすっきり望めるANCだがやはり安定多数の3分の2の議席は獲得できないので、選挙後アフリカーナー主体の政党と連立を組む予想が強い。
それほど選挙では大きな波乱はないだろう。

4月30日に南ア中銀は政策金利を決定する。従来は2ヶ月に1度の政策金利決定会合であったが3月からはほぼ毎月会合を開催することに変更、よりきめの細かい政策を執行することとなった。
 また与党ANCからは毎月利下げをして国際競争力を高めてもらいたいとの要望も出ている。貸し倒れの増加、景況感の悪化、マイナスのGDPまたワールドカップへの景気付けにも
利下げを要求している。CPIの上昇が気になるが9.5%が世界的にも割高感ということで利下げの可能性は大きい(外為どっとコム、喜望峰より抜粋)


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