豪州インフレ率:津田
豪州統計局(ABS)が先ほど発表した第一四半期の消費者物価指数は以下の通り:
ヘッドライン(総合)CPI (前期比) +0.1% (予想+0.5%、前期-0.3%)
(前年比) +2.5% (予想+2.8%、前期+3.7%)
RBAのインフレターゲット(2-3%)算定根拠となると言われる2指数は以下の通り:
・刈り込み平均値 (前期比) +1.0%(予想+0.8%、前期+0.6%)
(前年比) +3.9%(予想+3.8%、前期+4.2%)
・加重中央値 (前期比) +1.2%(予想+0.8%、前期+0.9%)
(前年比) +4.4%(予想+4.0%、前期+4.5%)
ヘッドラインは予想値より弱目であるが、RBA参考値は両方とも予想より若干強い数値となっている。
5月5日のRBA理事会における利下げの有無については、今回のPPI、CPIの結果や、雇用状況や小売売上高の悪化、更にはラッド首相、スワン財務相、スティーブンスRBA総裁などが異口同音に「リセッションは避けられない」と述べていること、更には世界的な利下げが現在進行形であること等を考えると、0.25-0.50%の利下げの可能性が高いように思われる。
発表後豪ドル、豪ドル円共に20-30ポイント値を下げたが(0.7077→0.7050、69.65円→69.40円)、大きな影響は今のところ見られない。
なお、中国人民銀行のYi Gang副総裁は「安定した米ドルは世界にとって好ましい。中国はドル資産保有について責任ある行動を取る」と発言している。
では
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