ドル金利:水谷
米長期債特に10年債の金利が年初来の高い水準となりました。10年債10年利回り3.10%と前日の3.00%から上昇です。しかし、英国債と同様の動きで2年債は0.95%と前日比では変化なしです。FOMCの声明文に反応したようです。景気の見通しはベージュブックと同様の表現で、景気の悪化のペースは鈍化している。そして注目点は、前回の声明文では、国債の購入、MBSや機関債の購入をするとの発表に対して、今回は、購入時期や購入額は、景気見通しや金融市場の状況を見ながら検討するの表現に留まっています。債券・金利ディーラーは、これ以上購入額を積極的には増やさないと逆説的に受け取ったようです。長期債は上昇、そして短期債は変わらず(低金利政策が続く)とイールトカーブのスティープニングに金利ディーラーは走ったようです。それにつられてNY株式市場が上昇との動きになったようです。
しかし、金融機関のストレステストの結果少なくとも4行が資本増強となる憶測も出ているようで、不安要素もあります。一喜一憂の状態はまだまだ続きそうです。
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それでは。
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