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2009年4月30日 (木)

中国が金保有を増やしている:津田

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                     (出典:www.kitco.com)

金価格が再び1オンス900ドルに上昇してきた。その背景として、世界的なリスク不安や景気回復後のインフレ懸念の再燃があることは以前にお伝えしたが、最近の金反発の背景として中国が過去6年で金の保有高を76%増大させて、米国、独、仏、伊に続く第5番目の金保有国になりつつあることが無視できない。

金価格は先週金曜日に中国が2003年の600トンから着実に保有を増やしていることをコンファームしたことにより8.90ドルジャンプアップして1オンス913ドル台を付けた。中国国家為替管理局のHu Xiaolian局長は「中国の金準備は2003年の454トンから現在1054トンまで増加している」と述べて、初めて金準備の増加を認めた。

中国が金を外貨準備運用の一環と考えていると言うことは貴金属相場にとってポジティブな材料である。

中国当局は金を国内生産者や精錬業者から購入しているが、これは世界の中銀がロンドンのブリオン・マーケットや他の中銀からダイレクトに購入しているのと大きな相違点である。今後も中国当局が国際市場で金を調達することを疑問視する向きもある。ただメタル・リサーチグループGFMSPhilip Klapwijk会長は今回の中国の金準備開示は中国当局の対応の変化の兆しと受け止める。

いずれにしても世界を見渡すと、他の中央銀行は依然として金の売り手(net seller)であり、彼らは総額30,000トンの金準備を減らそうとしている。

欧州の中央銀行は1990年代後半にアグレッシブな金の売り手であったが、彼らは金売却のためのカルテルを作り、年間の売却量の上限を500トンとするという取り決めを策定したがいまだに有効とされる。中国が過去6年間で年平均75トンを買い増ししても、この巨額の売りに見合う額ではない。

国際通貨基金(IMF)も世界の極貧国救済資金を手当てするために403トンの金の売却を計画していると言われる。IMF3200トンの金を保有するがそれは世界で3番目金保有国に匹敵する。また中国の金購入高の規模は過去2年間で保有高を1200トン増加させたGold Exchange Traded Fund (ETFs)に対しても見劣りする。

ただ、国際市場からの購入ではないにせよ、中国当局の国内調達は金供給の受け皿となっており、金の製造需要の落ち込みを補完する効果がある。この製造需要というのは工業用と宝飾用の両方の製造を意味し、金需要全体の75%を占める。

昨年この製造需要は1989年以来の低水準に落ち込んだ。
過去10年間で投資需要は金を高値に押し上げたがその陰で製造需要の落ち込みが続いていた。


多くのアナリストは金価格は昨年3月の史上高値1オンスUS$1032.70を上抜くと予想している。

金の現物保有投資ファンドである上記ETFsの金保有高は今年第一四半期に456トン増加したが、これは昨年1年の増加分321トンを既に上回っている。総保有高は1658トンとなり、これは中国に続く世界で6番目に大きな保有国と同量である。

私も現在使用しているトレーディングシステムのGold CFD(コントラクト フォ ディファランス)でGold longキープしているが、いつ1000ドルの大台再現となるか?


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