鄧小平的ドル買い
「鄧小平的ドル買い」
「黒い猫でも白い猫でも鼠を取るのが良い猫だ 」と言ったのは
中国を文革路線から改革開放路線へと大きく舵を取り、急速な経済発展へ結びつけた、鄧小平主席の言葉である。
さて日米が目指していたものは貿易不均衡の是正であった。
ドルを下げても、日本が内需拡大のマネごとをやっても不均衡は改善しなかった。
またISバランス論で米国が貯蓄率を引き上げ、日本が消費を促進すれ改善すると正論だけいう人もいた。
今回のように世界を景気後退させることによって不均衡が劇的に改善する説をとなえた人はいなかった。経済は難しい。
景気を良くしても悪くしても不均衡を改善するのが目的なら、漸く結果が出た。
ドルの需給が変わり、米国景気如何に拘わらずドルが強くなっている。ただ日本ではドルは暴落しているような感じの報道をするところもまだある。ドル不安説も多い。
怖いのは米国の冷静な人が現実を見てドルは強すぎるという時だ。でも米国は基軸通貨ドルで生活しているので為替相場を気にしていない人が殆どだろう。
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