ユーロ金利:水谷
ECB定例理事会が今日開催されます。それにつれて金利先物市場Euriborも買い先行(利回り低下)のようです。下記チャートはEuribor12月限です。
先週木曜日から買いに転じて、今日を迎えました。ECBは0.50%政策金利を引き下げ1.00%、そして社債もしくは国債の買い入れなど量的緩和に踏み切ると予想されます。2日前発表の3月の消費者物価指数が0.6%前年比と追い風です。予想通りであると、過去の例から、利食い売りになります。しかし、ある時点から、再び買い先行となります。現在Euribor9月限は98.74 金利ベースですと1.26%と0.25%政策金利を上回って取引される先物市場、ちょうど1.01%と予想の政策金利にほぼぴったりです。ユーロ圏のファンダメンタルズは依然悪いようです。米国と比較して、良い経済指標が出てこないですね。3月のZEW景況指数が良い数字ではあったものの、限定的な印象です。スペイン、アイルランドを中心にまだまだ景気の底は深いようです。為替も金利市場と同じ動きになるのではと思います。利食いのユーロ買い戻し後、数日後再びユーロ売りの展開になるのではと、過去のチャートが暗示してくれるようです。1.3600あたりが壁となるような気がしております。(ギャンスクエア上の重要節目、1.3900は北の位置であり、それ以上に重要な節目です。)尚、下値は1.2700が西の位置で非常に重要な節目です。
それでは。
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