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2009年4月24日 (金)

日銀こそ今度は慎重に

「日銀こそ今度は慎重に」

日銀白川総裁はNYで、日本がバブル崩壊後に何度か一時的な景気回復局面を経験したことを踏まえ「偽りの夜明け」を本当の夜明けと見誤ないように注意すべきと強調した。

 それはまさしく日銀の2度の利上げだろう。そごうが破綻しながらも利上げをした速水総裁、2年前の2月に株下げのきっかけ(当時1万8千円)となった福井総裁の利上げだ。

福井総裁は常に足元減速、将来は景気回復する、またフォワードルッキングという言葉を再三再四使っていたが、結果は惨憺たるものであった。フォワードは真っ暗だった。

 常に米国経済の落ち込みが読めなかったという弁解は速水総裁も福井総裁もしたがが、いずれも米国より日本経済が落ち込んでいる。

 白川総裁はかなり現状を認識して最近は常に景気の大幅悪化を強調している。

 今回ばかりは、本当にインフレで苦しむくらいになるまで利上げは口にすべきではないだろう。 世界で一番高い物価の日本は輸入規制をなくせばすぐにでも物価は下げられる。物価を下げる為の利上げなどまったく不要の国だろう。三度目の正直で利上げご法度にしてもらいたい。


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